福井県勝山市の旧家に伝わった調度品などを展示する「美しき生活の美・用の美-勝山の宝物-」が勝山市の勝山城博物館で開かれている。焼き物や掛け軸、屏風など46点が並んでいる。11月27日まで。
同博物館と市が連携して毎年開いている共催展の一環。江戸時代の九谷焼の鉢は、黄色地に紫色や緑色でチョウや花のボタンが描かれている。正月に床の間に飾られていた、寿老人と鶴2羽を3幅に描いた掛け軸や、江戸時代から大正時代に市内の酒屋や仕出屋などが宣伝のために配った「引札(ひきふだ)」、大正時代に壇ノ浦の合戦を描いた屏風も展示している。
館蔵品の「賤ケ岳合戦図屏風」や「川中島合戦図屏風」もある。午前9時半~午後4時半(入館は同4時まで)。水曜休館。大人千円、小中高生500円。