大正ロマンを代表する画家の竹久夢二を取り上げた展示会が12月19日まで、福井県越前市の紙の文化博物館で開かれている。越前和紙に刷られた美人画の木版画など約40点が並んでいる。
竹久夢二の美人画は、潤んだ大きな瞳や憂いを含んだ表情が特徴。木版画には、200~300回の刷りに耐えられる丈夫さと発色の良さを兼ね備えた越前生漉(きずき)奉書が使われている。
夢二が表紙や挿絵を手掛けた雑誌なども並び、デザイナーや文筆家としても活躍した多才さを伝えている。
入館料は大人200円、高校生以下無料。火曜休館。