「越前の宙」をテーマにした絵暦

「越前の宙」をテーマにした絵暦

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丹南の星空や太陽を「絵暦」に 旧暦卓上カレンダー2023年版発行

福井新聞(2022年11月25日)

 福井県越前市の文化保護活動に取り組む市民団体「武生ルネサンス」は、旧暦卓上カレンダー「絵暦」の2023年版を発行した。製作は今回が最後で、「越前の宙(そら)」をテーマに丹南地域から見上げた星空や太陽、月が写真に収められている。

 同団体は発足した1993年から、同地域の魅力を目に見える形で残したいと絵暦の発行を始め、歴史や文化、自然などさまざまなテーマを扱ってきた。テーマが出尽くしたことから、30回目の今年で製作を終了することにした。

 折り畳み式の冊子で、付属のスタンドに立てて飾る。漢数字で旧暦、洋数字で新暦が書かれ、月の満ち欠けの絵が添えられている。

 写真は昨年に続き、越前市のネイチャーフォトグラファー林昌尚さんが担当し、市内や越前町、池田町で撮影した。皆既月食や双子座流星群、日の出などをドラマチックな表現で切り取り、ロマンを感じさせる。

 同団体の出版部の三木世嗣美委員長は「手作り感満載の絵暦が越前市の記録として末永く残ることを願う」と話している。

 1500部作り、越前市内の書店で1500円で販売している。送料1部100円で発送も受け付けている。問い合わせは三木さん=電話0778(29)2171。

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