氷見高校農業科学科3年の3人が、氷見市の郷土食に使われる「打ち豆」や市内の耕作放棄地で育った放牧豚を使ったオリジナルカレー「氷見高発!打ち豆とほうれん草のスパイシーキーマカレー」を考案した。29日から同市と富山市のカレー店で期間限定販売する。
奥山海斗さん、城戸健聖さん、佐藤サラさんの3人が考えた。打ち豆は大豆をつぶし乾燥させたもので、氷見の郷土食によく使われており、おいしさをアピールしたいとカレーに取り入れた。
カレー店「ひみつカレー」の仲有紀代表からのアドバイスで、豆とホウレンソウのインドカレー「ダルパラク」を参考にした。ぶーぶーファーム(氷見市上田子)から提供を受けた放牧豚のひき肉を使い、みそを隠し味にしたレシピを作った。
24日に氷見高で試食会があり、林正之市長や協力した関係者が味わった。「打ち豆とひき肉の食感がよく、スパイシーでおいしい」と好評で、奥山さんは「多くの人に食べてもらい、打ち豆の魅力を知ってもらいたい」と喜んだ。
ひみつカレーの氷見店(氷見市朝日丘)と古沢店(富山市古沢)で、12月11日まで650円で販売する。