勝興寺関連の資料が並ぶ会場

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勝興寺関連資料10点初公開 高岡市立博物館で新資料展

北日本新聞(2022年11月27日)

 高岡市立博物館の新資料展が26日、同館で始まり、国宝指定答申を記念して勝興寺(同市伏木古国府)の関連文書を中心に紹介している。来年1月15日まで。

 江戸から昭和までの65点を展示した。勝興寺関連の資料は初公開の10点を含む14点。本山である本願寺13世の良如が加賀藩3代藩主の前田利常に宛て、弟の良昌が住職になった勝興寺を「よろしく頼む」と記した書状や、利常が小松城に帰った祝いに団扇(うちわ)と肴(さかな)を贈った良昌に対する利常の礼状など、勝興寺と加賀藩、本願寺のつながりを示す資料が並ぶ。

 本願寺住職が勝興寺本堂の再建に向け門徒らに寄付を呼びかけた文書の1788年の写しもあり、現在の本堂が民衆の熱意で建てられたことを示している。

 このほか、加賀藩が村に交付した年貢割付状「村御印」や、戸出村(現高岡市)出身の江戸中期の俳人、尾崎康工に関する資料など新しい館蔵品を展示している。

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