今シーズン収穫された南砺産ヤマブドウを使ったワイン「アッタラモンニ」が完成した。16日の販売開始を前に、関係者が15日、市役所で田中幹夫市長に出来栄えを報告した。
南砺市西太美地区(福光)の農事組合法人「医王の恵み」(堀郁夫代表理事)が7年前から、耕作放棄地を整備してヤマブドウを栽培。今年は約1300キロを収穫した。
5年目になるワイン製造は、福井県のワイナリーに委託し、約千本を醸造。同地区の土蔵で1年間熟成させたプレミアムワイン300本もできた。
同法人の山本隆一理事やワイン醸造を応援する「医王の恵み友の会」の川辺邦明会長らが市役所を訪問。川辺会長は「こくがありまろやかな味わいに仕上がった」と話した。
ワインは1本3630円。南砺市の嶋や酒店など県内6カ所で取り扱う。