富山県の高岡御車山祭(みくるまやままつり)の山車(やま)を常設展示する高岡御車山会館の展示替えが12月18日、高岡市守山町の同館で行われ、守山町の山車が披露された。
同館では7基を約4カ月ごとに入れ替えている。8月から展示していた木舟町の山車は17日搬出された。
守山町の住民ら約30人が組み立て、ガラス張りのスペースに収めた。展示は来年4月30日まで。
高岡御車山保存会では、文化庁の補助金を活用して祭りの継承を目的としたDVDを制作しており、組み立て風景を撮影した。山車の高欄の傷みも確認した。
祭りは国の重要有形・無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている。