福井県大野市の九頭竜スキー場で12月20日、安全祈願祭が営まれ、関係者がシーズン中の無事故と安定した降雪を祈った。25日に営業を始める予定。
石山志保市長や指定管理者の森山観光の三輪欣也社長、市観光協会、県スキー連盟などの関係者約20人が出席し神事を行った。三輪社長はあいさつで、12年間無事故を継続したとして国土交通省中部運輸局から10月に表彰を受けたことを紹介し「すべての来場者が安全に楽しんで帰っていただけるよう、スタッフ一丸となって無事故無災害に努めたい」と述べた。
ゲレンデには60センチ以上の積雪があり、ゲレンデ下部は圧雪し約20センチの下地ができ、あと一降りで滑走可能という。
同スキー場は7コースあり最長滑走距離は千メートル。家族連れに人気があり、多くの小中学生がスキー授業で訪れる。リフト料金は据え置きにしたほか、県の補助で、平日の1日リフト券は来場者全員が半額となる。今季の来場者は昨季より3千人多い1万5千人を目標にしている。