勢いよく餅をつく善光寺浄土宗一山の住職ら

勢いよく餅をつく善光寺浄土宗一山の住職ら

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飛躍祈り、きね振るう 善光寺「御越年式」で供える餅作り

信濃毎日新聞(2022年12月22日)

 善光寺(長野市)の宿坊「鏡善坊」で21日、同日深夜から22日未明にかけての年越し儀式「御越年(ごえつねん)式」で供える餅「おからこ」を作る行事があった。一足早い善光寺の「新年」を前に、浄土宗一山の住職らがきねを振るい、出来上がった餅を丸くこねた。

 大みそかに本堂に供える餅も含め、もち米約50キロ分をついた。住職らは湯気が上がる餅を切り分け、180個ほどのおからこをこしらえた。善光寺の正月行事で最も重要とされ、本尊の善光寺如来が年を越す御越年式で、境内の東西南北に供える「四門(しもん)固め」で使う。

 正月行事を取り仕切る「堂童子当役(どうどうじとうやく)」の若麻績英亮(わかおみえいりょう)・鏡善坊住職(48)は「来たる年が皆さんにとってより良い年になり、穏やかに過ごせるように祈りたい」とし、来年の干支(えと)「卯(う)」を念頭に「新型コロナ下で制約があるとは思うが、来年が『飛躍の年』となることもお祈りしたい」と話した。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022122100838
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