氷見市伊勢大町の伊勢玉神社が、来年のえと「卯(う)」を描いた大絵馬を境内に設置した。
大絵馬は同神社の鈴木瑞麿(みづまろ)宮司が1993年から毎年製作。高さ2メートル、幅4メートルで、謡曲に登場する「波兎(なみうさぎ)」を題材に、背景の波は長野県小布施町の祭屋台にある葛飾北斎の絵を参考に描いた。
「波兎」は調度品などによく用いられる縁起の良いデザインで、鈴木宮司は「ウサギのようにコロナ禍の大波を跳び越えるような一年になるよう願って描いた」と説明した。
1月2日午前9時から、「鬼」と書かれた大的を矢で射ることで魔をはらう奉射(ぶしゃ)式を行う。