老舗の人形専門店キタセ(小松市八日市町)内のアートギャラリー開設を記念した展覧会(北國新聞社後援)は5日、同所で始まり、洋画家の大滝有希生さん(金沢市)と森脇位泰(たかひろ)さん(小松市)の油絵や水彩画計68点が会場を彩った。
一水会展などに出品して活躍し、2019年に北國文化賞を受けた一般財団法人県美術文化協会参与の大滝さんは、金沢のまちなかや犀川の光景、花を描いた作品を飾った。同協会の会友で小松美術作家協会員の森脇さんは、霊峰白山や欧州の景色、クラシックカーを題材に出展した。
展示は17日まで。会場には、地元小松市の九谷焼作家北村隆さんが寄せた飾り皿なども並んだ。
地元作家の発表の場として、ベビー用品売り場を改装してオープンした北川昇三社長は「作家に利用してもらい、地域の美術文化を活性化したい」と語った。