福井県大野市和泉郷土資料館が、同市和泉地区で発見された恐竜などの化石を中心とした展示にリニューアルし4月上旬に再オープンする。恐竜化石がイメージできる親しみやすい愛称を1月31日まで募っている。
同館は1階で化石、2階で地元の民具や歴史を紹介しているが、2026年春の中部縦貫自動車道の県内全線開通を控え、化石産出地として同地区をPRし観光客を呼び込もうと、市が改装する。
冬期休館中に内装を中心に行う。1階には日本最古級の恐竜ティラノサウルスの仲間の歯の化石ほか、東アジアで初めて見つかった種類のアンモナイト化石、国内で初発見されたカメの仲間の甲羅化石などを、スポットライトで照らして展示。2階には岩から化石を削り出す体験スペースや、新しい発見があった際に展示できるスペースを設ける。
愛称の募集は、愛称の意味、氏名、連絡先などを記入し、市観光交流課へ郵送やファクス、メールで応募する。市役所市民ホール、和泉地域交流センター、各公民館、道の駅「九頭竜」などに設けた応募箱やウェブ上の専用フォームでも受け付けている。採用者には、同市の特産物詰め合わせを贈る。問い合わせは同課=電話0779(64)4817。