福井県越前市出身の絵本画家、いわさきちひろが年中行事を描いた作品が並ぶ企画展「ちひろの歳時記」が、同市天王町の「ちひろの生まれた家」記念館で開かれている。3月6日まで。
原画の質感や色彩を忠実に再現する印刷技術「ピエゾグラフ」を用いた作品13点を展示。紙びなを手に持つ和服姿の少女や、駒を持った子どもたち、桜の花びらを見つめる子どもなどが描かれている。「花と子どもの画家」として知られるちひろだが、ひこ星と織り姫や、トナカイとサンタクロースが空飛ぶ冬の街並み、こぎつねと春の花を描いた作品も楽しめる。
火曜休館。午前10時~午後4時。入館料は300円。高校生以下無料。