「コウノトリ呼び戻す農法」の酒米を使った純米吟醸酒「かたかた」=福井県越前市牧町

「コウノトリ呼び戻す農法」の酒米を使った純米吟醸酒「かたかた」=福井県越前市牧町

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コウノトリも納得の米で造った日本酒今年も 無農薬米使用、福井県越前市で「かたかた」販売

福井新聞(2023年1月16日)

 コウノトリが暮らす自然豊かな里山を育もうと、福井県越前市白山地区の農事組合法人「まっきーの杜」が無農薬無化学肥料で育てた酒米を使った純米吟醸酒「かたかた」が、今季も販売されている。同法人は「すっきりとさわやかな味わいのお酒をぜひ味わって」と呼び掛けている。

 かたかたの製造は2013年に開始。コウノトリの餌になる多様な生き物との共生を目指す「コウノトリ呼び戻す農法」で同法人が育てた酒米「五百万石」を使用して醸造されている。ネーミングは、コウノトリが感情表現でくちばしを打ち鳴らす音にちなんでいる。

 辛口でありながらフルーティーでさっぱりとした味わいが特徴。今季は4合換算で1500本分を製造。精米歩合の調整や米麹(こうじ)の種類変更によって、例年に比べてさらにさわやかな口当たりに仕上がった。昨年12月20日に販売を始めた。

 生酒と火入れがあり、いずれも1升瓶4400円、4合瓶2200円、1合瓶660円(いずれも税込み)。生酒は数量限定のシリアルナンバー入りとなっている。同法人、片山酒造、しきぶ温泉「湯楽里」などで販売している。問い合わせはまっきーの杜=電話090(3297)2182。

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