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「年の市」で逸品探して 勝山市の冬の風物詩イベント、3年ぶり開催

福井新聞(2023年1月24日)

 福井県勝山市の冬の風物詩「勝山年の市」が1月29日、市中心部の本町通りで3年ぶりに開かれる。市内外の45店が軒を連ね日用品や伝統食などを販売し、ござ帽子づくりの実演コーナーも設ける。関係者は「ここ2年中止となって開催の要望も多かったので、各出店者とも気合が入っている」と意気込む。

 年の市は江戸時代の18世紀中頃に始まったとされ、かつては12月26日と1月26日に農家らが生活用品を売り出し「ないものは馬の角だけ」と言われたほど。現在は例年1月の最終日曜に地元の商店主らでつくる勝山年の市振興会が実施してきたが、2021、22年は新型コロナウイルス禍で中止となった。

 3年ぶりの今年は市内35店、勝山を除く県内7店、県外3店が出店。食品関係では郷土伝統食の北谷地区の鯖(さば)の熟(な)れ鮨(ず)しや平泉寺地区のかき餅、おやきを販売。工芸品ではまな板やめん棒などが並び、ござ帽子づくりの実演も行われる。

 また、地元事業者のキッチンカーなどの飲食ブースも並び、ハンバーガーやピザ、手打ちそばなどを提供する。来場者250人に景品が当たる抽選会も行われる。

 同振興会の玉木弘夫会長は「3年ぶりで、出店者も頑張っている。普段は売っていない商品や、勝山ならではの地産品もある」とPRしている。

 時間は午前9時~午後2時。感染症防止対策で入場テント3カ所での体温計測を呼びかける。駐車場は勝山市役所や九頭竜川河川敷に設ける。問い合わせは同振興会=電話090(8269)8529、共催の勝山商工会議所=電話0779(88)0463。

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