長野市の長野駅付近にある五つの商店会でつくる「善光寺口商店会」は２月１日から、写真共有アプリ「インスタグラム」に商店街などの写真を投稿してもらうキャンペーン「＃それどこ商店街」を行う。善光寺一帯をライトアップする「第２０回長野灯明まつり」（２月９～１２日）に合わせて初めて企画。灯明まつりの写真も受け付け、冬の長野を盛り上げる。

　対象は灯明まつりや善光寺口商店会のエリア内で撮影したもので、受け付けは２月２８日まで。善光寺口商店会のアカウントをフォロー（読者登録）し、検索の目印となるハッシュタグ「＃それどこ商店街」を付けて投稿する。同商店会賞に選ばれた１０人にグリル鍋を贈る。

　灯明まつりは一昨年まで善光寺周辺と中央通りで開いていたが、新型コロナで昨年はウェブ上で灯籠を紹介するのみだった。中央通りに灯籠を並べると、降雪時に除雪車から出る雪で埋もれてしまうことなどから、今年は善光寺と城山公園で行う。

　今回のキャンペーンは、灯明まつりを他団体と一緒に盛り上げようと、実行委員会が商店会側に協力を持ちかけた。実行委事務局長の久保田一臣さん（４０）によると、灯明まつりは運営に関わる人の不足など課題はあるものの、「続けていくために、さまざまな方々と協力したい」と話す。

　同商店会はキャンペーンに合わせてインスタグラムにアカウントを開設。キャンペーン事務局の宮下佳隆事務局長（３９）は「好きなお店の外観やメニュー、自分だけが知っている景色など何でもいいので、気軽に参加してほしい」と期待している。