富山県南砺市立野原東(城端)の市クリエイタープラザ桜クリエで28日、期間限定のカレーライス専門店が営業を始めた。桜クリエが厨房(ちゅうぼう)と客席を希望者に貸し出す「レンタルキッチン」事業の一環で、昨年12月に募集を始めてから初の出店となった。店主は「体に優しいカレーを提供したい」と話し、一帯のにぎわい創出に意欲を見せている。
カレーライス専門店は「黒猫(仮(かりー))」で、南砺市福光の中村友美さん(44)が店主を務める。中村さんは市内の飲食店で働いており、カレー店の出店を目指している。独立して開業するには費用がかかることから、まずはレンタルキッチンを活用することにした。
チキンカレーやサケ、ホタテ、エビを使った魚介系のカレーといった多彩なメニューを用意。ニンジンやセロリなど市産野菜をふんだんに使う。28日はカップルや女性客ら若者を中心に約20人が味わった。
4月まで第2、4土日曜の午前11時~午後3時まで営業する。中村さんは「スパイスは健康維持に役立つので、体に優しいカレーを老若男女にぜひ食べてほしい」と話している。