ホームからの眺めが良くなったJR雨晴駅

ホームからの眺めが良くなったJR雨晴駅

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雨晴駅の眺望すっきり 富山湾見渡して 高岡の観光協が雑木伐採

北日本新聞(2023年2月4日)

 高岡市の太田雨晴観光協会(古市猛広会長)は、JR雨晴駅のホーム前に広がっていた雑木を伐採し、ホームや停車中の電車内から富山湾がきれいに見渡せるようにした。眺望を生かして観光客を呼び込み、周遊を促そうと案内看板の設置や観光マップの作成も予定している。

 雨晴海岸は海越しに立山連峰を望む名勝として知られる。新型コロナウイルス禍で密を避けやすい屋外の観光地需要が高まっていることもあり、週末は特に多くの人でにぎわう。

 一方、雨晴海岸以外の周辺の観光スポットや飲食店への波及効果が少ないことが課題となっていた。太田雨晴観光協会はJR雨晴駅を中心に地域全体を盛り上げようと、観光資源を磨き上げることにした。

 同駅はホームから富山湾が望める位置にあるが、駅北側の雑木が眺望をさえぎっていた。このため、昨年11月に約50本を伐採。眺めが良くなり、駅利用者らが写真を撮るなどして楽しんでいる。

 案内看板は、絶景ポイントや「首切り地蔵」など地域の見どころを回るモデルコース上に複数設ける。3月の設置を予定している。モデルコースなどをまとめた観光マップも作り、同駅や道の駅雨晴などに置くことを検討している。

 同協会によると、雨晴海岸のように標高3千メートル級の山々を海辺から眺めることができる場所は世界でも少ない。

 古市会長は「観光客だけでなく、地元の人にも魅力を再確認してもらいたい」と話している。

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