小松市蓮代寺町の笠谷芳朗さん(75)による絵画の作品展(北國新聞社後援)は25日、県こまつ芸術劇場うららで始まり、笠谷さんが友禅和紙の多様な模様を生かし、「アート友禅」と名付けた仏画や浮世絵など約300点が来場者を魅了した。
アート友禅の命名記念の作品展で、会場には縦1・8メートル、横90センチの白衣観音の大作をはじめ、風神雷神や天女を描いた絵が並び、仏画に手を合わせる来場者の姿が見られた。笠谷さんが手掛けたカエルの置物も展示された。
歌舞伎俳優の十三代目市川團十郎白猿(はくえん)さんが3月に同劇場で襲名披露巡業を行うことにちなみ、初代市川團十郎らを題材にした作品も飾られた。26日まで。