第19回勝山恐竜クロカンマラソンは6月11日、同市内で行われる。従来は同市の長尾山総合公園を中心に実施していたが、昨年8月の大雨の影響で市体育館ジオアリーナを発着点とするコースへ大幅に変更する。4月24日まで参加者を募っている。
市健康体育課によると、大雨でコースに使用していた公園周辺の一部道路が崩落。復旧が間に合わないことから関係者で変更を協議し、新コースを設定した。同課は「従来に比べ5キロまでは平たんで走りやすくなるが、10、20キロはこれまで以上の高低差がある。高台から市街地が眺望できるスポットもあり、これまでと違った魅力がある」とアピールする。ウオーキングも平泉寺白山神社や越前大仏などを巡るコースに変更する。
大会は2キロ、3キロ、10キロ、20キロのマラソン33部門、4キロ、4・5キロ、10キロのウオーキング3部門の計36部門で実施。1968年メキシコ五輪マラソン銀メダリストで「かつやまマラソン大使」の君原健二さんがゲストランナーを務める。午前8時にウオーキングがスタートし、同8時半からはマラソンの各部門が順次出走する。
コース変更に伴い定員は2千人に設定。感染症防止対策で参加者には体調チェックシートの提出を求める。当日受け付けの混雑回避などのためゼッケンや記録用のICチップを事前送付に切り替えるほか、完走証などはウェブで発行。表彰式も実施しない。
参加費はマラソンが親子の部2500円、小・中学生の部千円、高校生の部2千円、一般の部3千円。ウオーキングの部は小中学生千円、一般2千円。参加者全員にスポーツタオルが贈られる。駐車場はジオアリーナのほか、越前大仏などに臨時駐車場を確保する予定。
インターネットの「RUNNET」か、ジオアリーナの実行委事務局へ直接申し込む。郵便振替による申し込みは行わない。申込用紙はジオアリーナなどにある。問い合わせは実行委事務局=電話0779(88)8127。