「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展~田中達也 見立ての世界~」が氷見市芸術文化館で開かれている。ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん(41)=鹿児島市=の新作の氷見オリジナル作品も展示している。
田中さんは日常にある身近なものを本物そっくりの別のものに見立て、ユニークな世界を表現している。氷見オリジナル作品のタイトルは「波のように押し寄せる美味(うま)さ」。田中さんは「印象的な富山湾越しの立山連峰を表現した」と話した。食品サンプルを使い、ブリの刺し身を並べ波に、つまのダイコンを立山連峰に見立て、漁船、わさびで男岩や女岩を表した。
同展では立体と写真計約150点を出品。中華鍋で調理されるチャーハンを波に見立てサーファーを配した「チャーフィン」やホッチキスの針をビルに見立てた「芯シティ」などが並ぶ。会場内は撮影ができる。
同展は氷見市制施行70周年記念事業、同館オープニングシリーズ第8弾。4月9日まで。市、市文化振興財団、北日本新聞社、富山テレビ放送主催。