会員の力作が展示されている会場

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6部門に力作95点 砺波市美術協会員展始まる

北日本新聞(2023年3月5日)

 富山県の砺波市文化祭の第19回砺波市美術協会会員展が4日、同市美術館で始まった。日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門で会員の力作95点を展示している。26日まで。

 宮崎悦郎会長ら会員90人と、昨年の市美術展の大賞受賞者5人が1点ずつ出品した。笠原しのぶさんの日本画「夏の夢」は、月下美人を見たときの感動と花の美しさを表現。荒木寛二さんの工芸「楠造拭漆卓」は、木に生漆(きうるし)をすり込んで拭き取る工程で、樹齢数百年のクスノキの木目を浮かび上がらせた。

 寺島博美さんの書「幽心」は、古来中国・殷の甲骨文字でリズミカルにしたためた。砺波平野の散居村を描いた洋画や陽光を浴びた木々を捉えた写真なども並ぶ。

 観覧無料。会期中の休館日は13日。北日本新聞社共催。

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