年内に開通する福井、岐阜両県を結ぶ国道417号「冠山峠道路」のPRへ、417号沿線市町でつくる建設促進期成同盟会は3月10日から、冠山峠を含む池田町-岐阜県揖斐川町の約46キロ区間の愛称を募る。山あいの豊かな自然に囲まれたドライブコースで、事務局は「観光や地域間交流の促進へ親しみやすい名前をつけて」と呼び掛けている。4月10日まで。
国道417号は岐阜県大垣市を起点に西濃地域を北上し、福井県丹南地域へと延びる。県境のある冠山峠周辺は現在、道幅が狭く険しい林道の代替路しかなく、冬季は全面通行止めとなっている。
年内に予定される冠山峠道路(7・8キロ)の開通によって通年で通れるようになり、福井―岐阜の往来に要する時間が大幅に短縮する見込み。沿線には豊かな山並みや広大なダム湖など風光明媚(めいび)な景観が広がり、同盟会は「多くの人に親しまれるドライブコース」として定着させたい考え。
愛称の応募はウェブ上の特設ページの専用フォームから。1人2点まで応募できる。寄せられた愛称から事務局が3案に絞り、5月19日~6月9日に一般参加の最終投票を行って決める予定。
採用者には福井、岐阜両県の特産品の詰め合わせ1万円分を贈る。また、全応募者の中から抽選で20人に500円分のQUOカードをプレゼントする。
問い合わせは建設促進期成同盟会事務局(鯖江市土木課内)=電話0778(53)2246。