麻布作りに使われていた道具が並ぶ企画展=福井県勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山

麻布作りに使われていた道具が並ぶ企画展=福井県勝山市のはたや記念館ゆめおーれ勝山

福井県 勝山・大野 特産

麻の製糸や機織り 70年前の道具展示 福井県勝山市

福井新聞(2023年3月14日)

 福井県勝山市で70年ほど前まで行われていた麻の製糸や機織りを紹介する企画展が、同市のはたや記念館ゆめおーれ勝山で21日まで開かれている。当時使われた道具16点が並ぶ。

 同市内の農山村では、大麻取締法が制定された1948年ごろまで、各家庭で栽培した麻を使い着物などを作っていた。

 企画展では麻を蒸す際に使った直径約70センチの金属製の釜や長さ2メートルほどの木の板を竹製の輪にはめて作ったおけ、麻糸で織られた反物、麻の繊維をねじって丈夫な糸にする糸車などが並んでいる。麻が布になるまでの工程や当時作業に携わった高齢者の話をパネルで紹介している。

 午前9時~午後5時。水曜休館。18日は午後1時半から同4時まで、農山村の魅力をテーマにした研究者らによる講演会がある。問い合わせは同館=電話0779(87)1200。

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