城福寺の花筐や庭園をイメージして作った全4種類の御朱印=3月12日、福井県越前市五分市町の同寺

城福寺の花筐や庭園をイメージして作った全4種類の御朱印=3月12日、福井県越前市五分市町の同寺

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越前市・城福寺「花筐桜」 和紙御朱印を期間限定授与

福井新聞(2023年3月14日)

 来春の北陸新幹線県内開業を見据え、福井県越前市五分市町の城福寺は越前和紙の御朱印を制作した。境内入り口近くの「花筐(はながたみ)」と呼ばれる全国唯一の品種のしだれ桜や、国の名勝に指定される枯れ山水の庭園をイメージした全4種類を期間限定で授与する。

 城福寺は、平清盛の異母弟の子、保盛が鎌倉時代に平家一門の冥福を祈るために宮畠(現在の越前市真柄町)に建立し、江戸時代に現在地に移されたといわれる。

 御朱印は縦16センチ、横11センチのはがきサイズ。多くの人に同寺の歴史を知ってもらい、福井が誇る伝統工芸にも親しんでもらおうと作った。

 同市大滝町の山次製紙所が手すきした和紙を使用。4種類のうち2種類は「花筐桜」と書かれ、薄いピンク地とピンクの花びらを散らした白地のものを用意。「平家一門」と書かれたもう2種類は白地と、庭園のコケをイメージした緑地を用意した。平氏一門が使用していた「浮線蝶(ふせんちょう)」の寺紋も押印している。

 1枚500円で書き置きのみ。同寺本堂で3月25、26日、4月1、2日、いずれも午前9時~午後4時に授与する。池修住職(67)は「参拝の良い記念になってくれるとうれしい」と話している。問い合わせは同寺のインスタグラム。

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