越前和紙や眼鏡など福井を代表する商品を並べた「福井のグッドプロダクト展」=ハコア東京ミッドタウン八重洲店

越前和紙や眼鏡など福井を代表する商品を並べた「福井のグッドプロダクト展」=ハコア東京ミッドタウン八重洲店

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福井の商品発信 越前和紙、眼鏡、越前焼 東京に常設

福井新聞(2023年3月15日)

 木製雑貨製造販売などのHacoa(ハコア、本社福井県鯖江市西袋町、市橋人士社長)は、このほど出店した東京駅近くの「東京ミッドタウン八重洲」の店舗に、越前和紙や越前焼、眼鏡など福井を代表する商品の展示コーナーを設けた。丹南地域一帯の工房見学体験イベント「RENEW(リニュー)」などもパネルで紹介しており、北陸新幹線県内開業が近づく中、「福井への旅」誘致へ情報発信をしていく。

 ハコアは都内5店舗をはじめ、全国で13店舗を展開。3月10日にオープンした八重洲店で初めて「福井」をPRする常設コーナーをつくった。「福井のグッドプロダクト展」と銘打ち、越前和紙の小物入れや茶缶、漆器のトレー、眼鏡、越前焼などを並べた。眼鏡の材料や和紙の原料となるコウゾ、越前箪笥(たんす)の金具、製造段階の越前打刃物なども展示しており、半径10キロ圏内に七つのものづくり産業が集積する丹南地域の魅力を伝えている。

 和紙すきや漆器作りなどができる「RENEW」のプログラムについても写真パネルで展示。「ものづくり」を出発点に「まちづくり」「人づくり」を目指すという理念も紹介している。

 東京から福井までのアクセス方法もパネルで説明。壁掛けのモニターには、東尋坊や丸岡城、三方五湖や熊川宿など県内の名所の映像を流している。

 ハコア事業部の前田元紀部長は「近年はモノだけでなく、体験に価値を見いだす消費者は多い。他の企業や団体と協力して、体験型ワークショップや産業観光ツアーなども考えていきたい」と話している。

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