多彩な古文書が並ぶ会場

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「読めなくても面白い」 古文書の世界を紹介 長野県立歴史館(千曲市)で所蔵品展

信濃毎日新聞(2023年4月5日)

 千曲市の県立歴史館で、所蔵品展「至宝の名品 学芸員のイチオシ古文書編―読めなくても面白い」が開かれている。有名な戦国武将の文書をはじめ30点を展示。文書の内容に加え、武将らのサイン「花押(かおう)」や印判、文書の捨てられ方や紙の使い方といった点にも着目し、古文書を取り巻く世界を紹介している。

 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らの印判が押された書状からは、信長が使っていた「天下布武」など、それぞれが印判に込めた狙いや思いが読み取れるという。花押から鎌倉幕府の御家人、梶原景時のものとみられる文書や、足利尊氏、直義兄弟の文書も展示している。担当者は「文書の印章や形、気になったところから踏み込んで、文書の世界を広げられる」と話している。

 5月28日まで。午前9時~午後5時。月曜休館。一般300円、大学生150円、高校生以下無料。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023040400743
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