越前焼の窯元の作品を並べた企画展「越前焼窯元展」が、福井県越前町の越前陶芸村文化交流会館で開かれている。県内の22人が作陶した食器や花器、酒器など約千点を展示販売している。6月25日まで。
同会館が、窯元の作品をより多くの人に手に取ってもらおうと3年前から開いている。
おわんやマグカップ、小鉢などの食器を中心に、一輪挿しやぐい飲みが数多くそろう。ほかに、土の色合いを残した明かりとりや急須、春を感じさせる鮮やかな黄色の皿をはじめ、個性あふれる作品が来場者の目を楽しませている。
また「サクラコレクション」と題し、花びらの形をした小皿や桜の蒔絵(まきえ)が施された越前漆器といった、桜にちなんだ作品コーナーもある。