あじまの万葉まつりのメインイベント万葉行列。今年は4年ぶりに復活する=2019年5月、福井県越前市池泉町

あじまの万葉まつりのメインイベント万葉行列。今年は4年ぶりに復活する=2019年5月、福井県越前市池泉町

福井県 鯖江・武生・越前海岸 祭り・催し

万葉行列、4年ぶり実施 来月、茶会やふるまいも 越前市

福井新聞(2023年4月12日)

 万葉集に記される恋の相聞歌の舞台となった福井県越前市味真野地区の「第41回あじまの万葉まつり」(福井新聞社後援)は5月3、4日、同市余川町の万葉の里味真野苑一帯で開かれる。地区内を奈良時代の衣装姿などで練り歩く「万葉行列」が、4年ぶりに繰り広げられる。

 万葉集には、同地区を舞台にした中臣宅守(なかとみのやかもり)と狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)の恋の相聞歌が63首ある。これにちなんだ地域活性化のイベントとして、自治振興会などが1983年から「あじまの万葉まつり」を開いている。新型コロナウイルスの影響で2020、21年は中止し、22年は規模を縮小した。

 4日は地区の歴史を表現するメインイベント「万葉行列」と「時代行列」を4年ぶりに実施する。地区内の子どもからお年寄りまで総勢約400人が午前11時ごろから、中臣宅守や狭野弟上娘子、戦国武将・真柄十郎左衛門ら味真野ゆかりの人物にふんして地区内を練り歩く。

 このほか3日には県内3流派の茶を楽しめる「万葉大茶会」、4日には地元産タケノコや豚肉を使った鍋の無料ふるまいなど多彩な催しが繰り広げられる。

 4月15、16日に味真野万葉菊花園内で、プレイベント「あじまの万葉マルシェ」を開催。手づくり総菜やスイーツ、アクセサリーなど市内外の計32店が出店する。午前10時~午後4時半。

えきねっと びゅう国内ツアー

鯖江・武生・越前海岸 ニュース