加賀丸いも焼酎の仕込み作業に励む従業員=能美市宮竹町

加賀丸いも焼酎の仕込み作業に励む従業員=能美市宮竹町

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丸いも焼酎仕込み開始 能美・宮本酒造、5月出荷

北國新聞(2023年4月12日)

 能美市宮竹町の宮本酒造店で11日、市特産「加賀丸いも」を使った焼酎の仕込みが始まり、従業員がカットした丸いもをタンクに詰める作業に励んだ。

 今年はコロナ禍前の水準に近い4トンを仕入れ、アルコール度数35度の限定原酒「SIZUKU(シズク)35」「のみよし」など約6千本を醸造する。

 1回の仕込みに使う丸いもは500キロで、この日は従業員3人が手のひらサイズに刻んだ丸いもをタンクの中で蒸した後、手取川水系の伏流水とこうじを混ぜて発酵させ、蒸留する作業を進めた。仕込みは13日にかけて行う。

 5月下旬をめどに本格出荷し、限定原酒は5月3日開幕の九谷茶碗まつり(北國新聞社後援)で披露する。後藤由梨代表は「丹念に仕込んだ優しい味わいの焼酎を楽しんでほしい」と話した。

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