118回を突き回数部門で優勝した吉田さん

118回を突き回数部門で優勝した吉田さん

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力自慢 鐘つき競う 氷見 ごんごん祭り

北日本新聞(2023年4月19日)

 氷見市朝日本町の上日寺の「ごんごん祭り」最終日を飾るゴンゴン鐘つき大会は18日夜行われ、県内外の32人が肩に担いだ約50キロの丸太で1分間に鐘を突く回数や音色を競った。

 最高齢86歳や還暦を記念して挑戦した人、ハンドボール日本リーグに参戦する富山ドリームスの選手ら多彩な参加者が順に登場し、肩に担いだ丸太を歯を食いしばりながら振って鐘を突いた。見物人からは「頑張れー」と声が飛んだ。

 回数部門は歴代最多タイの118回を突いた静岡県島田市の会社員、吉田智さん(56)、今年から設けられた音色部門は氷見市谷屋の会社員、斉勝康寛さん(40)が優勝した。吉田さんは「初出場で結果が出せてうれしい」、斉勝さんは「雨音に負けないように頑張った」と話した。

 約20キロの丸太を担ぎ、鐘を5回突く女性・子どもの部も4年ぶりに行われた。

 祭りは江戸初期に大干ばつに苦しむ農民が住職と行った雨乞いが成就し、上日寺の鐘を打ち鳴らして喜び祝ったのが由来とされる。大会は市が主催し、市観光協会が運営している。

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