富山県のJAとなみ野が22日、タマネギに続く新たな特産品として2021年から試験栽培しているサツマイモ「紅はるか」を原料とした芋焼酎「雪べに」の販売を始める。同JAの土田英雄常務理事らが20日、砺波市役所で夏野修市長に報告した。
同JA管内では昨年10トンの紅はるかを生産。雪解け水を含んだ水田を活用して栽培したことや特産品の「雪たまねぎ」に続く品となることを期待し、「雪べに」と名付けた。福岡県久留米市の酒蔵に生産を依頼し、まろやかな甘さとさわやかさが特徴の焼酎に仕上げた。
720ミリリットル入りを4千本作った。1本3580円で、道の駅砺波(宮沢町)と夢の平コスモス荘(五谷)で取り扱う。
同JAは今年の紅はるかの生産量を40トンへ拡大させ、本格的な販売に取り組む。土田常務理事は「芋焼酎の発売を機にJAとなみ野の紅はるかをPRしたい」と意気込みを語った。