観光船からシロエビ漁を見学する参加者(手前)。奥はシロエビを水揚げする漁師

観光船からシロエビ漁を見学する参加者(手前)。奥はシロエビを水揚げする漁師

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シロエビ漁間近で見学 射水・新湊沖で観光船スタート

北日本新聞(2023年4月25日)

 「富山湾の宝石」と呼ばれるシロエビの漁を見学する「白えび漁観光船」の今季の運航が24日、富山県射水市の新湊沖で始まった。参加者は漁の様子を間近で見学し、取れたてのシロエビを堪能した。

 観光船は午前4時45分ごろに出港し、沖合約2キロの漁場へ向かった。スタッフの漁師が船上でシロエビ漁について説明。シロエビは水深約200~300メートルに生息していることや、乱獲を防ぐため漁船8隻を2班に分けて1日交代で操業していることを紹介した。

 福島県や愛知県など県外から訪れた4人の参加者は、漁師が網をたぐり寄せて水揚げする様子を約10~20メートルの距離で眺めた。水揚げが終わると、漁船から取れたてのシロエビを受け取り、船上で試食した。

 千葉市の会社員、山之内竣亮さん(32)は「取れたてのシロエビは本当においしく、参加してよかった。実際に見学することで漁についても勉強になった」と話した。

 観光船は射水市の新湊漁協所属のシロエビ漁師でつくる「富山湾しろえび倶楽部」が運航する。同倶楽部代表の松本隆司さん(51)は「多くの人に漁を見てもらい、シロエビを触って食べてほしい」と語った。

 今季の運航は第1期が5月19日まで。第2期は7月3日~9月29日まで。原則月、火、木、金曜に運航し、1週間前までの予約が必要。問い合わせは電話050(3593)4646。

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