見晴らしの良い牧草地で、草をはむ乳牛=4月25日、福井県奥越高原牧場

見晴らしの良い牧草地で、草をはむ乳牛=4月25日、福井県奥越高原牧場

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放牧広々モ~最高 乳牛駆け回り足腰強く 福井県奥越高原牧場

福井新聞(2023年4月26日)

 福井県勝山、大野両市にまたがる県奥越高原牧場で4月25日、今年の乳牛の放牧が始まった。約100ヘクタールの広大な牧草地に約半年ぶりに牛たちが姿を見せ、青々と茂った牧草をはむのどかな光景が広がった。

 同牧場は雌牛を約2年間飼育し、妊娠させてから酪農家へ譲渡している。その中で足腰が丈夫な牛を育てようと、毎年この時期に放牧を始めている。初日は生後17~20カ月で妊娠中の350~450キロの牛17頭を牧草地に放った。

 冬の間、牛舎で過ごした牛たちは、広々とした牧草地を駆け回ったり、おいしそうに草をはんだりしていた。ゴールデンウイーク後からは生後9~16カ月の牛を順次放牧。ピーク時は約100頭の牛が牧草地で見られるようになる。

 放牧は10月中旬まで。土日祝日には牛舎の子牛への餌やり体験も実施している。横田昌己次長は「牧歌的な雰囲気と高原のさわやかな空気を楽しんでもらえたら」と話している。

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