国宝瑞龍寺を舞台にした「春のライトアップと門前市」が２９日、高岡市関本町の同寺で開幕し、大伽藍（がらん）が華やかに彩られた。コロナ禍による中止を経て４年ぶりの開催となり、明るい未来に向けた光の演出を大勢の来場者が楽しんだ。５月１日まで。

　山門、仏殿、法堂（はっとう）の国宝や国重要文化財を色とりどりの光で照らした。山門横の回廊の壁面を使ったプロジェクションマッピングもあり、アフターコロナの光明が差し込む未来をイメージした映像を投影。門前市は県内外のグルメが並び、家族連れらでにぎわった。

　ライトアップは午後７時～同９時半。プロジェクションマッピングは同７時２０分から２０分間隔で実施する。イオンモール高岡（高岡市下伏間江）から無料シャトルバスを運行する。当日券８００円、中学生以下無料。実行委員会主催、北日本新聞社など共催。