組み立て作業を進める町民=小松市京町会館前

組み立て作業を進める町民=小松市京町会館前

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お旅まつりへ舞台お目見え  小松・京町、大文字町

北國新聞(2023年5月8日)

 12~14日に小松市で行われるお旅まつりで、曳山(ひきやま)子供歌舞伎を上演する京町と大文字町が7日、両町内で歌舞伎の舞台となる曳山を組み立てた。常時組み上げたままの町が多い中、部品から設営する作業は市内でも4年ぶりとなった。藩政期の小松の栄華を伝える絢爛豪華(けんらんごうか)な仕上がりに、住民は本番へ意気込みを新たにした。

 京町では、子供歌舞伎を運営する「五人衆」を中心に、町の曳山保存会のメンバーら約60人が、高さ約5・7メートル、舞台幅約2・9メートルの曳山を完成させた。鳳凰(ほうおう)や龍の彫刻がある曳山下部の装飾「虫籠(むしこ)」や、金箔(きんぱく)装飾が施された舞台の格(ごう)天井も組まれた。囃子(はやし)方が乗る箱状の台「見送り」は老人会が組み立てた。

 大文字町では、町内会の役員を中心とした住民80人が高さ約5・8メートル、舞台幅約2・8メートルの曳山を仕上げた。分解されていた部材を住民が運び、那谷寺の本殿を模した屋根の破風(はふ)などを取り付けた。同町の氏神である本折日吉神社では、奉賛会や山王会の会員50人が、宝物殿に保管されている神輿(みこし)の点検や清掃を行った。

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