登山道に設置した看板

登山道に設置した看板

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二上山(高岡)観光誘致へ看板 富山トレイルランニングコミッション、5カ所の登山道に設置

北日本新聞(2023年5月14日)

 スポーツを通して地域活性化を図る「富山トレイルランニングコミッション」(藤森暁(さとる)代表)は、高岡市の二上山山頂に続く5カ所の登山道に案内看板をそれぞれ設置した。二上山を魅力ある観光地に再生させるのが狙い。13日は二上山で看板の完成記念式典と21日に開催される「第2回万葉の里高岡 二上山トレイルラン」の安全祈願祭が行われた。

 二上山は高岡市と氷見市との境にあり、越中国守・大伴家持が歌を詠んだ万葉ゆかりの地としても知られる。かつてはキャンプやハイキングでにぎわっていたが、近年は荒れた場所が目立っている。

 富山トレイルランニングコミッションは、登山道をより安全に利用できるようにすることで来訪者を増やそうと、高岡市のクラウドファンディング(CF)型ふるさと納税を活用して活動資金を募り、4月から整備を始めた。

 設置した看板は高さ約160センチ、幅約30センチで、山頂までの距離や時間を記した。滑りやすい急斜面にはプラスチック製の階段を取り付けた。

 この日は、大伴家持像前の駐車場付近で式典と安全祈願祭を実施。二上射水神社の炭谷一彦宮司が祝詞を奏上し、関係者が玉串をささげた。

 21日に開かれる二上山トレイルランには、初心者から上級者まで楽しめる三つルートがあり、17都道府県から集まった20~70代の計約370人が参加する。大会実行委員会の事務局長も務める藤森代表は「今回は県外の参加者が多い。スポーツを楽しみながら二上山の魅力を知ってもらいたい」と話している。

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