自動車ラリー競技の国内大会「トヨタＧＡＺＯＯ（ガズー）レーシング　ラリーチャレンジ２０２３ｉｎ恐竜勝山」が５月２１日、福井県勝山市のスキージャム勝山などを舞台に開かれる。勝山では４年ぶりの開催で、７４台のラリーカーが出走を予定している。１７日は市役所前で競技用車両などの展示が始まり、ムードを盛り上げている。

　国内Ｂ級ライセンスを持つアマチュアドライバーが全国を転戦する大会。勝山は今季全１１戦の第３戦で、２０１９年以来５回目の開催となる。市や地元企業などでつくる実行委員会が運営を担う。

　２１日は排気量や車種に応じて９部門を実施。スポーツカーの「８６」や「ヤリス」など現行車種だけでなく、往年の名車「スプリンタートレノ」や「セリカ」などもエントリー。スキージャム勝山と旧雁（かり）が原スキー場の林道２コースと、スキージャム駐車場でのジムカーナの計３コースを２人１組で２回ずつ走り、合計タイムを競う。

　競技の合間にはコースを離れた出場車両が市役所前に集まり、１台ずつ送り出すイベント「セレモニアルスタート」も行われる。スキージャムの２コースと、セレモニアルスタートは観覧が可能。市は「ぜひ来場を」と呼びかけている。

　市役所正面玄関前には１７日、コースに異常がないかを確認するのに使う競技用車両と展示用車両の計２台が並んだ。訪れた人たちは「助手席でいいから乗ってみたい」などと本番へ期待感を高めていた。展示は１９日まで。