青々とした新芽を摘み取る参加者=5月21日、万葉の里味真野苑内の旧谷口家住宅の茶畑

青々とした新芽を摘み取る参加者=5月21日、万葉の里味真野苑内の旧谷口家住宅の茶畑

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江戸時代から続くご当地茶...「味真野茶」の新芽摘み魅力体感 越前市でイベント

福井新聞(2023年5月22日)

 福井県越前市味真野地区で江戸時代から栽培が続く「味真野茶」を楽しむイベントが5月21日、味真野苑内の旧谷口家住宅の茶畑で開かれた。参加した約50人が青々とした新芽を摘み取ったり、お茶の入れ方を学んだりした。

 同地区ではかつて「味真野茶」の生産が盛んだった。摘み手が減り、廃れてきたことから、地元住民が2011年に保存会を結成し、新茶の販売のほか、お茶栽培を広く知ってもらおうと、イベントを毎年開いている。

 市内外の子どもからお年寄りまで約50人が参加した。約700平方メートルの茶畑に入り、保存会メンバーの指導の下、丁寧に新芽を摘み取り、袋に入れていった。このあと、旧谷口家住宅内で、代々伝わる「味真野茶もみ唄」が流れる中、茶もみを行った。日本茶のおいしい入れ方講習会で茶や茶団子を味わった。

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