金沢市が磯部町で整備している新たな市民サッカー場「金沢スタジアム」で、来場者を迎え入れる「ウェルカムゲート」が22日までに登場した。駐車場に隣接する広場から階段かエレベーターで2階に上がり、道路にまたがる歩道橋を渡って正面に見える入り口で、金沢らしいおもてなしを表現した。
ゲートは高さ10メートル、横幅76・5メートル。部材を三角形につなぎ合わせた「トラス構造」で高い強度を誇る屋根が太い柱2本の上に乗っている。下をくぐって立ち見エリアに入ったり、左右に移動して広見からピッチを見下ろしたりして、場内の熱気を肌で感じられる。
市によると、既に建物の工事は85%ほど完了し、約600インチの大型映像装置も設けた。
スタジアムは北陸初のサッカー専用競技場。地上4階建て、延べ床面積約1万9千平方メートルで、収容人数は市民サッカー場の3倍以上の約1万人(立ち見約2500人)に増える。