福井県鯖江市のチョークアーティスト吉崎幸子さんの個展「うちの子が１番！　ペット似顔絵展」（福井新聞社後援）が５月３１日、同市まなべの館で始まった。全国各地の愛犬愛猫家が寄せた写真を基に、チョークやフェルト、色鉛筆など多彩な画法で描いた動物画約６０点が並ぶ。６月４日まで。

　「人と動物とアートをつなぐ」をコンセプトに、ＳＮＳ（交流サイト）でペットの写真を募集。北海道から福岡県まで約５０人の飼い主から計５６匹分が集まり、愛らしい表情をアート作品として切り取った。

　展示のメインは、全５６匹のチョークアートを一列に並べた幅約８メートルの大作。ふわふわの毛並みを羊毛で表現したフェルトアートや、電熱ペンで木の板を焦がして描くウッドアートも並び、スマホで写真を撮る来場者も多くみられた。

　動物の殺処分や飼育放棄がなくなることを願い、会場では県動物愛護センターの保護犬、保護猫を紹介する動画を上映。動物をモチーフにしたクラフト作家の雑貨販売や、越前市の人気フェルト作家の作品展示も行っている。

　入場料１００円。１８歳未満と障害者手帳を持つ人は無料。会場では吉崎さんが指南するチョークアートのワークショップ（千円）も随時開催している。