長野県長野市信州新町の「道の駅信州新町」で、地元産の淡竹(はちく)の販売が最盛期を迎えている。来店客は「立派でおいしそう」と口にしつつ、店頭の淡竹を次々と手に取っている。
道の駅を運営する「信州新町地場産業開発機構」の黒岩孝喜社長(74)は「今年は雨にも恵まれ豊作。食感が良くて、えぐみがない」と喜ぶ。1キロ400~500円ほどで販売。6月下旬ごろまで出荷が続く見通しという。
道の駅に併設されている店舗「手打そば そば信」では「淡竹の天ぷら」が、「元祖 信州おやき」では「たけのこのおやき」が人気を集めている。
買い物かごいっぱいに淡竹を入れていた須坂市の原秀夫さん(81)は「そろそろ出荷の時季と思って来てみた。友達にも分け、煮物にして食べたい」と笑顔を見せていた。