県の美術公募展「第78回県展」の南砺市巡回展が11日、同市福野文化創造センターで5年ぶりに始まり、入賞作品60点を紹介している。18日まで。
日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の作品を展示。市内在住作家の作品は9点で、県展大賞に輝いた同市の彫刻家、土屋裕さんの「great revolution」は、発泡スチロールを巧みに処理し、重さと斬新さを感じさせる作品に仕上がっている。同センターの学芸員、定村瑶子さん(35)は「久しぶりの巡回展。多くの市民に足を運んでほしい」と話した。
17、18日は土田信久審査員らによる各部門の作品解説がある。入場無料。13日は休館。北日本新聞社後援。