ギャラリートークで作品を紹介する大石さん(中央奥)

ギャラリートークで作品を紹介する大石さん(中央奥)

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戦争の傷伝える 高岡・ミュゼふくおかカメラ館で大石さん写真展

北日本新聞(2023年6月18日)

 戦争後の世界を撮り続ける写真家、大石芳野さん(東京)の写真展「戦世(いくさよ)をこえて」が17日、富山県高岡市福岡町福岡新のミュゼふくおかカメラ館で始まった。8月20日まで。

 大石さんは半世紀にわたり、戦争や紛争による被害を受けた人々を取材してきた。カンボジアやアフガニスタン、広島、長崎など国内外で撮影したモノクロ写真183点を展示した。

 米軍が散布した枯れ葉剤の影響を3世代にわたって受けたベトナムの家族や、不発弾で右目を失ったラオスの少女、日本兵に夫を殺された沖縄の女性を被写体にした作品などが並ぶ。

 17日は大石さんがギャラリートークを行い、会場を巡りながら撮影時の様子や思いを紹介。「戦争で受けた傷は消えないことを伝えたい」と話した。

 7月9日にも大石さんのトークがある。月曜休館。北日本新聞社共催。

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