石畳の通りを勇壮に進む踊り手=高岡市金屋町

石畳の通りを勇壮に進む踊り手=高岡市金屋町

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高岡で御印祭始まる 4年ぶり町流し

北日本新聞(2023年6月20日)

 高岡鋳物発祥の地である富山県高岡市金屋町の礎を築いた加賀藩2代藩主、前田利長(1562~1614年)をしのぶ御印祭(ごいんさい)が19日、金屋町一帯で始まった。初日の前夜祭で4年ぶりに町流しが行われ、約600人が通称「やがえふ」と呼ばれる民謡「弥栄節(やがえぶし)」に合わせて踊り、鋳物師(いもじ)の心意気を伝えた。

 オープニングセレモニーがポケットパークであり、同祭実行委員会の嶋田一成会長らがあいさつした。

 町流しは千本格子の町家が連なり、国重要伝統的建造物群保存地区になっている石畳の通りであった。住民や地域の子ども、民謡団体などが参加し、男性は竹の棒を持ち勇壮に、女性は手拭いを手に優雅に踊った。

 御印祭は利長の命日の6月20日(旧暦5月20日)に合わせて毎年開催している。20日の本祭は利長墓所前で奉納踊りなどを行う。北日本新聞社共催。弥栄節保存会は昨年、地域文化の発展に貢献した全国の団体・個人を顕彰するサントリー地域文化賞を受賞している。

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