北陸新幹線越前たけふ駅に隣接する道の駅「越前たけふ」(福井県越前市大屋町)がオープンから約3カ月経過し、来場者は15万人を突破した。本年度末までの目標25万人の6割に達した。同市によると、平日も一定程度の県外客を含む来場がみられ、順調な滑り出しとなっている。
同道の駅は3月18日にオープン。市が6月12日現在の推計を発表した。物販、飲食の売り上げは、本年度末までの目標2億5千万円に対して1億1千万円に達した。
市観光誘客課によると、5月の大型連休中は開業直後と同規模の入り込みがあり、県外客がほぼ半数を占めた。その後の平日の来場者も2割程度は県外客で、北陸自動車道武生インターチェンジや国道8号に近接する立地が集客の一因になっているとみられる。売り上げの内訳は主に物販で、そばや地酒など土産品の購入が目立っているという。
同道の駅は、丹南地域の魅力を発信する観光案内所や物販・飲食店舗があり、来春の越前たけふ駅開業後に来訪者を迎える受け皿の一つ。市は新幹線県内延伸に向けた機運醸成の場と位置付けて利用促進を図っている。
交流広場のバーベキューコーナーでは、25日までカキ小屋営業を実施。24、25日には本マグロや焼き鯖寿司(ずし)、紅ズワイガニを賞品とする買い物客対象の大抽選会、富山県の名産品を集めた沿線フェアを開く。