食香バラを入れた手水鉢。本番では水面を埋め尽くすほどの花を浮かべる

食香バラを入れた手水鉢。本番では水面を埋め尽くすほどの花を浮かべる

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期間限定の食香バラ手水 射水・小杉の十社大神、癒やし提供 特産化後押し

北日本新聞(2023年6月22日)

 射水市三ケ(小杉)にある伊勢神宮(三重県)の分社、十社大神(じゅっしゃおおかみ)は22~30日の期間限定で、参拝前に手や口を清める水「手水(ちょうず)」に地元産の食香バラを浮かべる。初めての試みで、バラが伊勢神宮のシンボルの一つであることや、市内で食香バラの特産化が進められていることを踏まえて企画した。神社は「香りを楽しんだり、写真を撮ったりして癒やされてほしい」とPRする。

 香りの強い食香バラは中国で千年の歴史があり、精神安定やリラックスの効果が期待できるとされ、薬用などに活用されてきた。射水市水戸田(大門)にある陶房「匠(たくみ)の里」近くのほ場で、地元住民らが栽培に力を入れている。

 十社大神は、無病息災などを願う30日の神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」に向けて24日から茅の輪を設置するのに合わせ、参拝者を迎える企画を検討。伊勢神宮のバラ園が名所となっていることから、食香バラの産地化に励む人たちを後押しする思いも込め「食香バラ手水」を実施することにした。

 21日は神社の関係者約10人が茅の輪の準備を進め、手水鉢にバラを浮かべて香りなどを確かめた。期間中は水面を花で埋め尽くし、毎朝、新しいものと入れ替える。宮城澄男宮司は「香りが良く、見た目も美しい。癒やし効果は抜群」と話した。

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