福井県池田町の人や暮らしに触れてもらおうと、町民有志が７月１日に体験イベント「おもっしぇ～いけだ」を同町内で開く。田舎ならではの生活の知恵を学び、遊びを楽しめるメニューとなっている。申し込みは２７日まで。

　企画したのは越前市出身で２０１５年に和歌山県から同町に移住した清水貴子さん（３４）。同町に根付く共助の文化や豊かな自然などの魅力を知ってもらいたいと、知人の町民に声をかけ企画した。

　イベントは２部制。１部（午後１時～同４時）では五つのコースを用意。「田んぼで遊ぼ～田面ライダー乗車体験」（定員１０人、対象大人）は、田んぼの水はけを良くするための作業「溝切り」専用の機械に乗り、米作りについて学ぶ。

　「野草の蜜蝋スキンクリーム＆野草茶体験」（同１０人、同）は、初夏の山野草で全身に使えるスキンクリームを作るほか、実際に野草を摘んでお茶にする。

　「清水谷隧道の歴史とコウモリツアー」（同２０人、同３歳以上）は、越前市と池田町を結ぶ現在は使われていない初代清水谷トンネルを探検し、トンネル内に生息するコウモリを観察する。

　ますずしづくり（同１０人、同大人）や、火起こしをして羽釜炊きのご飯を味わう体験（同１０組、同３歳以上）もある。いずれも参加費は大人３千円、小学生以下千円。

　２部（午後５時半～同９時）では、町民と車座になって郷土料理を食べながら同町での暮らしについて語り合う。定員２５人。参加費は、１部に参加した人は５千円で、２部のみの参加は９千円。

　定員を超えた場合は抽選。申し込みは「おもっしぇ～いけだ」のインスタグラムで受け付けている。