「高岡万葉まつり」の実行委員会は２６日、高岡市役所で総会を開き、本年度は１０月６～８日に開催することを決めた。メイン行事の「万葉集全２０巻朗唱の会」は、昨年に続き高岡古城公園内に設けた水上舞台での会場朗唱と、募集した朗唱動画の放映を組み合わせた形で実施し、会場朗唱を拡大する。

　朗唱の会は参加者が３昼夜をかけ、水上舞台で万葉集全４５１６首を歌い継ぐイベント。新型コロナ感染拡大の影響で２０２０、２１年度は舞台を設けず、朗唱動画を募って全首を歌った。２２年度は日中は会場朗唱、夜間は動画朗唱を行った。

　本年度は会場朗唱の時間を昨年度より各日３時間拡大し、７００首増の計２４００首を舞台で歌う。全朗唱者数は２２００人を見込む。飲食コーナーはコロナ禍前の規模に戻す。公園内をランタンでともす「燈火（ともしび）の路（みち）」も４年ぶりに復活する。

　会場朗唱の受け付けは７月３日からで、朗唱動画の応募は同日から８月１８日まで。本年度新たに、空き状況確認や予約申し込みができる専用サイトを設けた。

　万葉に関する情報を発信するホームページを作成することも報告した。