出荷前に雪たまねぎを選別する作業員

出荷前に雪たまねぎを選別する作業員

富山県 砺波・南砺・五箇山 特産

まるっと肉厚、品質良好 JAとなみ野、雪たまねぎ初出荷

北日本新聞(2023年6月27日)

 JAとなみ野(本店・砺波市)は26日、となみブランド認定品「雪たまねぎ」の今季の初出荷を始めた。今年は146ヘクタールで栽培され、約7千トンの収穫を見込む。出荷は8月末まで続き、販売額は6億5千万円を目指す。

 雪たまねぎは積雪時期をまたいで栽培するのが特徴。寒さで甘さが増し、肉厚でみずみずしく育つ。同JAによると、今年は雪解けが早く、実の太りが良かった。病気の発生が懸念されたが、徹底した管理で品質は良好で、例年より収量が増える見込みという。

 26日は、砺波市五郎丸の同JAたまねぎ集出荷貯蔵施設で初出荷式が行われた。土田英雄組合長が「丁寧な選別作業で質の高いタマネギを届けたい」と述べ、同JAたまねぎ出荷組合の齋藤忠信組合長があいさつした。雪たまねぎは県内のほか、関東、中京圏などに出荷される。

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